はじめに
婚活アプリでの出会いが一般的になった一方で、実はプロフィールの「嘘」によって危険な目に遭ってしまった人も少なくありません。今回は、実際にあった事件を通して、婚活アプリで気を付けるべきポイントや、自分を守るための方法についてお伝えします。特に、体験談を交えながら、皆さんが同じような被害に遭わないよう役立つ情報を提供します。
事件1:プロフィール写真と全く違う人物に遭遇したケース
体験談 30代女性のAさんは、あるマッチングアプリで好感度の高い男性とマッチしました。彼のプロフィール写真は笑顔で親しみやすい雰囲気のもので、自己紹介も丁寧だったため信頼できると感じたそうです。しかし、いざ実際に会ってみると、プロフィール写真とは全く違う見た目の人物が現れました。さらに、話を聞いてみると、仕事の内容や年収なども異なっていることが判明しました。
教訓と対策 このようなケースでは、事前にビデオ通話を行うことをおすすめします。相手が本当に写真の人物か確認することができ、会う前に「実際に会った時のギャップ」を防ぐことができます。また、SNSで名前や写真を検索してみるのも一つの方法です。信頼できる人物かどうか、慎重に判断しましょう。
事件2:会う約束をしたら急に態度が豹変し、脅迫されたケース
体験談 40代男性のBさんは、若くて魅力的な女性とマッチしました。数日間やり取りをしているうちに彼女から会いたいと言われ、具体的な場所まで決めました。しかし、その直後に彼女の態度が一変し、「会うなら高級レストランに行くべきだ」「プレゼントを用意してほしい」などと要求を始めました。Bさんがそれを断ると、今度は彼女から脅迫めいたメッセージが届くようになり、最終的にアプリを退会する羽目になったそうです。
教訓と対策 会う前に高額な金銭を要求する人は、詐欺の可能性が高いです。どんなに親しく感じても、経済的な負担を求める相手には注意しましょう。また、会話の中で少しでも違和感を感じたら、やり取りを早めに終了し、ブロックすることも大切です。自分の安全を守るため、慎重に判断することが必要です。
事件3:連絡が途絶えた相手が後日ストーカー化したケース
体験談 20代女性のCさんは、優しそうな男性とマッチし、何度か会った後に連絡を続けていました。しかし、彼の束縛がエスカレートし、最終的には「他の人と会うのは許せない」などと言われるように。怖くなったCさんは、しばらく連絡を絶ちましたが、数日後には彼が彼女の自宅周辺で待ち伏せするようになりました。Cさんは警察に相談し、なんとか問題を解決しましたが、恐怖は長く続きました。
教訓と対策 交際が進む中で、相手が束縛や支配的な言動を見せるようなら、早い段階で関係を見直すことが大切です。また、初期段階では個人情報(特に住所や職場)を相手に知らせないよう注意しましょう。会う場所も常に公共の場を選び、自宅近くで会うのは避けるのが賢明です。
事件4:「遠距離で会えない」という相手が金銭を要求するケース
体験談 50代男性のDさんは、遠くに住む女性とマッチしました。彼女は頻繁に「会いたい」と言ってきましたが、「遠距離だから会うための費用が必要」とし、送金を求めてきたのです。Dさんは彼女を信じて数回送金しましたが、結局会うことは一度もありませんでした。後で調べてみると、彼女は実在しない人物であり、詐欺グループによる偽アカウントだったことが判明しました。
教訓と対策 「会うための費用」を理由にお金を要求する相手には警戒が必要です。遠距離で実際に会うことが難しい状況を利用した詐欺は増えており、送金を求められたら一旦冷静に考え、他の信頼できる人に相談してみましょう。安全のためにも、お金のやり取りは絶対に避けるべきです。
おわりに
マッチングアプリは、多くの人にとって新たな出会いを提供する便利なツールですが、一方でトラブルに巻き込まれる可能性もあります。実際に起きた事件を通して、プロフィールの「嘘」を見抜き、慎重に相手を見極める力を持つことが大切だとわかります。少しでも不安を感じたら、無理に関係を続けず、身を守る行動を取りましょう。安全に婚活を楽しむために、常に自分を守る意識を持ちましょう。