はじめに
仮交際も3人目に差しかかると、少しずつ“自分の中の違和感”にも気づいてきます。
最初は「条件も良さそうだし、相性も悪くない」と思っていたのに、話が進むほどにどこかしっくりこない。
その原因は意外にも、「共働き」という言葉の裏にありました。
第1章:「共働きOKですか?」から始まる、妙な違和感
仮交際の中で何度か聞かれたこの質問——
「結婚後もお仕事は続けたいですか?」
もちろん、仕事を続けたい人もいれば、家庭に専念したい人もいます。
でもその質問が“確認”というより、“前提”として聞かれることに違和感を覚えました。
しかも、多くの男性が共働き=家計が楽になる、というメリットばかりを語るのです。
でも私が求めていたのは、“楽な生活”じゃなくて、“穏やかな関係”。
その温度差が、じわじわとストレスになっていきました。
第2章:共働き=「対等」ではないという現実
男性の中には「共働きなら家事も分担して当然」と言う人もいます。
でも実際には、女性側の負担が増えるだけのケースも少なくありません。
- フルタイム+家事
- 妊娠・出産の選択肢の検討
- 親の介護の将来設計
こうした「生活の責任」を背負う割合が、無意識に女性に寄ってしまう。
一方で男性は「仕事は忙しいけど、できるだけ手伝うよ」と言う。
その“手伝う”という言葉に、対等じゃない空気を感じてしまうのです。
第3章:「稼ぎたいわけじゃない」私たちの本音
私たちが働く理由は、“お金のため”だけではありません。
- キャリアへの誇り
- 社会とのつながり
- 自分の成長や夢
でも婚活の場では、「じゃあ将来も共働きですね!」と短絡的に話が進む。
中には「専業主婦を希望してる女性は、自立してない」と決めつける人もいて、
どこか“自己責任論”のようなプレッシャーを感じることも。
「本気で働きたいから働く」と
「家計のために我慢して働く」は全く違うのに——
そこを切り分けて考えてくれる人が、思った以上に少なかったのです。
第4章:結婚に必要なのは、「生活感のすり合わせ」
理想の結婚像は人それぞれ。
でも、結婚生活は“理想”ではなく、“現実”の積み重ねです。
- 生活費の分担
- 家事や育児の役割
- お互いの働き方・将来の希望
この「生活感のすり合わせ」ができないまま話が進むと、
いずれどこかで“息切れ”します。
仮交際3人目でようやくそれに気づき、
私は「条件より価値観」を重視するようになりました。
まとめ:あなたの「当たり前」は、誰かの「我慢」かもしれない
共働き前提の結婚が悪いわけではありません。
でも、その前提を“当然”と思っていると、大切な人を傷つけてしまうかもしれません。
あなたにとっての「当たり前」が、相手にとっては「不安」や「不満」になっていないか——
結婚を考えるうえで、今一度立ち止まって考える価値があるはずです。
補足:このブログを読んだあなたへ
もし今、仮交際がなかなか進まないと感じているなら、
相手と“結婚後の生活像”について深く話してみてください。
その一歩が、あなたの未来を変えるきっかけになるかもしれません。